ピーピング・トム「ファーザー」観てきた

ピーピングトム「ファーザー」観てきた。

http://www.peepingtom.be/en/productions/9

https://www.youtube.com/watch?v=J7S-TMsvjq8

ダンスカンパニーだけれど、演劇色な舞台。

自分を見失ってしまった人間が、自由になれない、自由を欲するでもない、その状況で過ごさざるをえない人たち。「外側」から見ている観客には、そのことが分かるのだけれども、本人たちは決してそれ理解したり知ることは無く、勝手にこっちが感じてしまう悲しさ感。

この感じって現実でも置きてるんだよなと想像すると余計に重苦しく思えられて。なんというかやりきれない。主役の人が音楽へ「逃げる」わけだが、ネガティブな「逃げる」行為でさえ、人間らしく感じられるのが、皮肉のようでもあり、救いのようでもあり。

重いなぁと。


このカンパニー、元オリンピック体操選手もいるようで。次回はもっと人としてありえん動きとか見て見たい。公演ないでちょいちょいキレキレの動きもあったけど、もっと凄いのが見れそうにも思えたし。


公演前に少し時間があり、ランチは豊橋カレーうどん。パンチが効いてて美味かった。また食べたい。ランチ後、スマートボール屋へ。結構面白くて、時間を忘れる。帰り際のおばちゃんが少し寂しげだった。

http://meshi-theworld.com/?p=7554

また行きたいね、豊橋。

ペーハークラブ&プシュケ共催「溶け出す身躯」

ペーハークラブ&プシュケ共催
「溶け出す身躯」観てきた。

たくさんのパフォーマンスはどれも濃密でうっとり。中でも個人的に言葉にできたものを文字に起こす。


○光界

「~よどみ~」

何物でもなかった存在に、意識や感覚を持ってしまったことに戸惑う生きモノ。以前のようになろうとするも、すでに後の祭り。しがらみを背負って、足枷と共に、哀しみを感じて去っていったヒト独り。

「オドルくぐつ」

傀儡廻し師と2体の傀儡。人に操られる人形は、動けない意思もない考えもしない。果たしてそうだろうか?動けないなら想像しよう。夢の国はネズミの国?人形は見えていない?眼はある。星がいっぱいにつまった空。動けないのは、動かないから?人形を操っているのか、人形を操るように操られているのがヒトなのか。

いちじくじゅんさんの声が素敵すぎ。女優 鈴木亜由子さん多才すぎ。個人的には一番好きな演目。


●闇界

「gradation0」

暗闇にかすかに蠢く人影。光と闇のコントラストの中にある人。鏡の向こうとこちらと行き交うエロい姿態。力の入るところではこちらにも伝染して。実にいかがわしい。誠にけしからん。だから、もっとだ。

『原記憶交換儀「労働について」』

絵を描く労働。トラック運転の労働。労働とは何か?対価をもらえなければ労働ではないのか?労働とは、対価をもらうための行いではなく、人にもともと備わっている、記憶から呼び起こされる、自然な行動のひとつではないのか?心のそこから沸き起こる、欲求と呼んでも差し支えないのではないか。

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闇界では檻に入れられて観ることに。檻の中から、怪しげ動きを見つめる行為は、何だかおかしな集会に参加してるようでもあり、変な優越感とでも言えば良いのか、見てる間ちょっとテンション上がってたw

ああそうか。さっきは別世界とも呼べる空間に居たのかもしれんな。

維新派「アマハラ」観てきた

平城宮跡に作られた舞台。野外劇で、日が落ちてからは、カッパ着て暖まりながらの観劇。

ストーリーは分からないけれど、言葉の断片から自分の中で組み立てていく。

二間すすんで、三間すすんで。
あなたは今、どこに居ますか。
あなたは今、いつに居ますか。
おーい。おーい。おーい。



無数の言葉

今までの時代それぞれで、アジアを舞台に活動していた日本人が居た。平城宮のあった頃だって海を渡って事を成した日本人が居たんだよな。

衣装はいつもの感じだけれど、少女のワンピース姿がとてもキレイで。
大きな動きのないダンスだけれど、ゆっくり動くさまがとても印象的で。
照明が舞台の 外 を照らす瞬間に痺れて夢を見ているようで。
何度も何度も何度も鳥肌が立つシーンがあって。
深い奥行きのある舞台って素敵だな綺麗だな。

世界が違う。次元が違う。宇宙が違う、は言い過ぎか?

松本雄吉さんの舞台が観えなくなると思うと寂しいなあ。

見終わってからの屋台村。暖かいおでんや、ワインや、タコスや、ワッフル食べて。前回大阪に観に行った時は、一人でボーッとしてたら、いつの間にか松本さん隣に座ってたんだよなあ。なんか不思議な感じ。

ふと目をやると屋台の外に祭壇があったので、お礼を言って。

パンフとトートバッグとクリアファイルとVHSテープを記念に買いました。

家にあるDVDは観ないといかん!

今夜泊まるゲストハウスには、海を渡ってきた海外の人がたくさん居て。

今はそんな時代。

今日は来たいところへ。
明日はどこへ行こうか。

劇団アルクシアター「ユウエンチの秘密」

劇団アルクシアター「ユウエンチの秘密」観てきた。

何年も廃墟となった遊園地。幽霊が見えてしまう幽園地かもしれない場所に入っていき、心霊写真を撮ろうとする部外者。カエレ、カエレという声も聞かず奥へ奥へを入っていき、見てしまったもの、知ってしまったものとは。

テーマとなった言葉と、現実に起きていることは非常に重いお話だけれど、そんな状況でもヒトって希望をもって強く生きていけるんじゃないの、人の強さを描いた物語と思った。


巌窟王で脱獄王のモンテクリストは軽やかさと存在感が力強かったな。舞台の真ん中で愛(とか色んな事)を叫ぶ。

初日のDV父ちゃんからは怖さを感じた。暴力が怖かったもの。おっさん怖い。

ジュリエット美人過ぎ。美人すぎるジュリエット。普段の生活では会いたくないな狂わされそう(笑)。しかし、家族劇団であそこまでオペラ美味くなるもんか?って疑問。巧く歌える人は、下手に歌えないものなのかもな。難しそう。家族劇団といえば、全国をテント演劇で周っている家族いたな。

少し脱線した。

ジゴロで食っていけそうな超イケメンが居たな。顔が完全にホストになってた。
うむ、行ったことは無いが名古屋には男装カフェ シャイニングスターズて店があってだな…

また脱線した。

アイは可愛かったなー。泣きながら歌うのは切なすぎる。女優だったのう。少女が大人になっていくさまってのはあーゆーもんなのかね。全国の娘を持つお父さんって大変ね。

全体のダンスも激しくて、迫力だった。けど、やっぱ歌だよなぁ。良かった。

2回観て、2回同じところで泣いてまうしな。

いやー良かったわ。

Fake観てきた

Fake 観てきた

http://www.fakemovie.jp/

ゴーストライターに楽曲を書かせてたって事件のその後の佐村河内 守のドキュメンタリー。

観る前と、観た後で、あの事件の見方が180度までは行かんけど、179度くらいは変わった。

事件後、新垣さんの方は人の良い感じでテレビに出たりして、信用を回復しつつあるのだけれど、でもでもでも…。


テレビって怖いな。こないだの、STAP細胞騒ぎも「ねーじゃんか(怒)」でマスコミが一斉に叩いて、しばらくしてたら、外国で「いや、あるよ?STAP細胞でしょ?」てなもんで、これどうすんの日本。

http://snjpn.net/archives/4927

そんな流れに似てると思ったり。


とあるシーンで、記者会見で「聴覚障害者を全部敵に回したわ」て言ってた障害者の方の発言が残ってんだよな。佐村河内守の耳、やっぱあれ聴こえてないよ。

映画で、佐村河内じゃない側は、取材を申し込むも出てこなくて。なんでじゃ。

映画はシネマテークにしては、けっこう長くやってるので、なんでかなーと思ったら、野次馬的な理由では無い方なんじゃなかろうか。

ただ、あのラストはなぁ…。んーもどかしい!